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思念成殇

幸福感で満ち

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幸福感で満ち


例えば何らかの有益な情報をブログに書いて最後に「幸いです」を使ったとしよう。この場合の「幸いです」では、「読者が筆者の記事で何らかの得をしたことイコール筆者の幸せといういわゆる利他行為から筆者の幸福が生まれていることになる。つまり、これはその利他記事が読まれれば読まれるほど筆者は幸福感で満ち満ちていくことを意味する。

一方で、SNSでのシェアのように何かをお願いする文言として「幸いです」が使われた場合は、お願いが実った時点で筆者は幸福になる。つまり、これは自利によって幸福が生まれることを意味する。ただ、お願いする文言としての使用は押しつけがましいためほとんど見かけない。なので、「幸いです」ブロガーの人たちは利他によって幸福感を得ていると概ね断言できる。

利他のみでは幸せになれないと思うんだ

でもそうやって利他幸福を得続けても本当に幸せにはなれない気がする。利他をするのと同じく自利をしないとそのブロガーの幸福を願う人は不幸になってしまう。だから「幸いです」を使う頻度と同じぐらいの頻度で「こうしてくれれば私は幸せになります」と多少横柄でも具体的に記事にした方がいい。

利他をすれば巡り巡って他人から利が与えられると思うのはよくない。世界に富が遍在するように幸福も遍在するので、幸福が自分に返ってくるときは利他をした分の10分の1や100分の1にも小さくなって返ってくることがほとんどだ。だからブログで「幸いです」と書いて幸福になったつもりになるのはやめた方が良い。精神衛生上絶対に悪影響を及ぼす。

別にこれはブロガーに限った話じゃない。道徳教育や宗教なんかだと他人のためにとことん尽くすことが尊い行為とされている。これが結局現代人を「利他をしなきゃ利他をしなきゃ」と追いたててしまう。でもみんなガンジーやマザーテレサではないんだから無理して利他に奔走すると心は絶対にすさむ。で、悩んで鬱になる。過剰な利他は現代病なんだよ。
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